三原じゅん子氏による「神武天皇発言」に池上彰氏らスタジオ驚愕
10日放送の「池上彰の参院選ライブ」(テレビ東京系)で、三原じゅん子氏が、神武天皇が実在すると明言する場面があった。

番組では、同日投開票を迎えた第24回参議院議員選挙の開票速報を展開した。自民党現職の三原氏は比例代表から選挙区にくら替えしての立候補で、早々と当選確実の一報が流れた。番組では、三原氏の選挙活動に密着したVTRを放送し、その中で、「党内切っての保守派」と紹介。VTR上で三原氏は「神武天皇の、建国からの、そのときからの歴史すべてを受け入れた憲法を作りたい」との抱負を語っていた。

そんな三原氏に、番組では池上彰氏が中継をつないでインタビューをした。池上氏は、三原氏がVTR上で「神武天皇以来の伝統を持った憲法を作らなければいけない」との旨の発言していたことに触れ、「どういう意味なんでしょうか? 明治憲法の方がよかったという意味なんですか?」と質問。三原氏は「すべての歴史を受け止めて、という意味であります」と端的に答える。

池上氏はこの回答に「なるほど、じゃあ神武天皇は実在の人物だったという認識なんでしょうか?」と、再度尋ねていく。すると三原氏は「そうですね。いろいろなお考えがあるとかもしれませんが、私はそういう風に思ってもいいと思います」と認めたのだった。

これにはスタジオで「おお…」という声がもれ、池上氏は驚いた様子で「ああ、そうですか!」と発する。学校の授業では神話上の人物だとし、再び「三原さんは神武天皇は存在したと?」と聞き返す。

三原氏は「神話の世界であったとしても、そうしたことも含めて私はそういう考えでもいいんではないかという考えであります」と発言し、池上氏が「なるほど、神話も含めての日本の歴史を大切にした憲法にしなければならないと、そうお考えだということですね?」と補足する。これに三原氏が「そうですね、はい!はい!そういうことです」と認めたところで、中継は終わった。(転載終わり)